■sonic youth


sonic youth live

ソニック・ユースを知ったのはもちろんニルヴァーナ繋がりで、そこのろすでにファーストを出してから10年くらいたっていた。今でも一線で活躍しているので、サバイバルにしっかり成功しているバンドだと言える。彼らは流行に寄り添ったり、路線を変更したりはしていない。淡々と自らの音を20年以上にわたり極め、進化させてきただけなのだ。まさに理想のバンドサバイバル法だ。
2月18日、そのソニック・ユースのライブを観に行って来た。会場に入ると写真撮影中のキムを発見。ラフな格好の彼女は強靱な印象を受けた。
ライブ前は会場が一杯になるか心配していたが、ふたを開けてみるとほぼ満員。ライブは最新アルバム「ムーレイ・ストリート」と前作「NYCゴースツ&フラワーズ」を中心に進められた。この2枚のアルバムはロック色が若干強まり、さらにノイズが美しく壮絶にちりばめられていて大好きなアルバムである。ライブで演奏しても本当に素晴らしい曲ばかりであった。ノイズも素晴らしくうっとりしてしまう。リーが凄く元気だ。いきなり走って出てきたし・笑。スティーブは予想通り淡々とドラムを叩く。「混沌」の中から生まれてくる「秩序は」、この人のドラムによるところが大だ。後ろにたたずむようにいたジムも後半の曲ではキレまくり。よく観察すると、サウンドの核となるようなフレーズも多く担当している。キムとベース、ギターを交互に担当していた。キムは最初、機材の調子が悪く、ノリが今一だったようだが次第にハイに。ライブのキムは通路であったキムとは別人のようだった。スカートをはき、キュートに動く。特にボーカルだけのときのキムの動きはかわいらしい。歌声も魅力的だ。キムをさらにかわいく見せていたのははサーストン・笑。めちゃめちゃでかいのだ。キムを170センチぐらいだと仮定すると、サーストンは190はオーバーしてるだろう。サーストンは終始リラックスし感じでプレイ。お酒もかなり入っている感じであったが安定していた。2回目のアンコールで大大サービス、「100%」を演奏し約2時間のライブが終了。これぞノイズ、これぞオルタナ。そこらのいるくだらん凡百のノイズバンドにホント聴かせたい。本当に鳥肌が何度も立つ素晴らしい演奏だった。
2003.2.22